第一回 : マクロ経済学・GDP

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 問題1-1:マクロ経済学/ミクロ経済学
次の問題は、マクロ経済学の対象か、ミクロ経済学の対象か。  
(1)不況から脱出するには、どのような政策が有効か。 
(2)リンゴの生産が天候不順で落ち込んだとき、ミカンの価格はどうなるか。  
(3)失業率は、高齢化が進行するとどうなるか。
(4)輸入自由化で米の生産はどうなるか。
(5)21世紀において日本の経済成長はさらに鈍化するか。

 問題1-2:GDP
(1)生産主体が生産活動によって作り出す生産物の産出総額から中間投入の額を差し引いたものをという。
(2)ある一定期間に、分析の対象とされる一国の中で生産された全ての財・サービスの付加価値の総額をという。
(3)GDPは、の3つの側面から測る事が出来る。
(4)国内純生産(NDP)とは、国内総生産(GDP)から、を控除したものである。
(5)GDPを需要(支出)面から見ると、
   「 GDP=( )+( )+( )+( )- 輸入 」と表せる。
(6)基準時点の価格で計った国内総生産(物価の変動を除去した国内総生産)を、という。
(7)名目GDPと実質GDPの比率は、である。これを増減率として表わすと、名目GDP増減率実質GDP増減率=デフレーター増減率、となる 。この関係を用いると、平成16年度の名目GDPは0.8%の増加、デフレーターは1.1%低下したので、実質GDPは
%のとなる。

 問題1-3:GNPとGDP
(1)一国の生産活動全体を表す場合、2つの指標がよく用いられる。一つは、その国の国民の生産活動によるを集計したものであり、と呼ばれる。これには国内における生産だけでなく、海外からの利益送金等も含まれる。もう一つは、領土的な意味での国内の生産活動によるを集計したものであり、と呼ばれる。

(2)平成12年度の日本については、がおよそ兆円であり、それはを およそ5兆円 上回っている。その理由は、主として日本の対外純資産が増大しているため、が増加していることによる。しかし国内の景気をとらえる上では、がより適しており、最近では統計上はがより重視されている。

  問題1-4:GNPやGDPの統計としての限界
GNP(又はGDP)の増大をもたらす現象の中でも、国民にとって必ずしも望ましくない場合がありうる。それは、どの様な経済的な現象が生じている場合か。   →解答


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